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先輩・専攻医の声

徳島大学病院 循環器内科での専門医研修について(研修期間:平成18年4月~平成23年8月)

2012年11月28日

クリーブランドクリニック 楠瀬賢也

 研修医制度が開始された平成16年に卒業した私は,循環器内科の後期研修および専門医研修を行うにあたり徳島大学病院を選択しました.結果的に超音波専門医の取得と,平成23年9月から米国留学(クリーブランドクリニック)をしておりますが,キャリアモデルとなる上司や同僚,サポートしてくれる後輩,そこに研修を行うのに十分な環境が加わり,実現したものと感じております.

 医師のキャリア形成を考える上で,「自分が何をしたいか」を具体的にイメージすると良いといわれます.しかし,医師になりたての頃にこの質問に答える事は,多くの人にとって難しいと思います.ほとんどの人が実臨床を経験する事により様々なインパクトを受け,考え方も変容してきます.その時,将来の選択肢が自分の置かれている環境により制限されること程,ままならない事はありません.その点において,大学病院の臨床研修は多くの診療科およびサブスペシャリティに対応でき,さらに研究機関としては最高学府でもあるので,将来研究を行いたいと思っても不自由しません.

 私は循環器内科での臨床研修を通して,多くの症例を経験する事ができました.徳島大学循環器内科は2007年に設立したばかりの新しい科ですが,医局員全員が前向きに臨床に取り組んでいるおかげで,笑顔の絶えない教室の雰囲気があり,一般に言われがちな「大学病院は症例数が少ない」ということもありません.私自身,早期から実技面でも指導を受けることができ,研修終了頃には心エコー検査の診断医だけでなく,心臓カテーテル手術の術者として一定の役割も持たせて頂きました.教育面では良き指導者に教わるだけでなく,一年を通して臨床実習にくる学生に対して自分が教える事により,病態の理解を深める事ができます.最後に研究活動では徳島大学循環器内科の業績は世界に誇るものであり,全米No1のHeart Centerを持つクリーブランドクリニックでの研究活動においても,たびたびその研究成果が引用されていることを付け加えておきます.

 「自分が何をしたいか」に対する私の答えは,「何でもやったらいいじゃない」です.何でもやってみる事で,本当に自分の力を活かせる分野がわかってきます.そんな欲張りな研修医の要望に答える事が出来る環境が,徳島大学循環器内科にはあると思います.私も目標の一つである海外留学中ですが,徳島大学の環境があれば,次のステージでも力を発揮できると信じています.

写真:2012年は幸運にも恵まれ,全米最大の循環器学会American Heart Associationの年次集会にて,ポスター演題・心血管画像部門のBest Science Awardを頂きました.これもひとえに徳島大学での指導・教育のおかげであると感じています.

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