徳島大学病院 泌尿器科及び関連病院での専門医研修について

徳島県立中央病院 楠原義人

私は、卒後9年目の泌尿器科専門医です。初期研修終了後より、徳島大学病院の関連施設で後期研修を行ってきました。関連病院は四国各県の県庁所在地から郊外まで多数あり、病院形態も多様性に富んでいます。私は、阿南医師会中央病院(徳島県)、四国がんセンター(愛媛県)、高松赤十字病院(香川県)を経て、徳島県立中央病院勤務に至っております。阿南医師会病院では地域社会に密着した診療を行いました。四国がんセンターでは悪性疾患に特化し、より深く専門性を追求しました。高松赤十字病院では広範な泌尿器科疾患に対応し、透析療法や腎移植にも従事しました。現在の徳島県立中央病院では、多くの泌尿器科救急疾患を診療しております。これまでの関連施設での御指導により、卒後6年終了時に泌尿器科専門医に認定されました。また近年、泌尿器科関連手術の多くが、腹腔鏡下で行われております。腹腔鏡手術が安全に普及し、手技が向上するために腹腔鏡技術認定医が制定されております。専門医習得後は、数多くの腹腔鏡手術の指導を受け、今年度は、この認定医審査に申請しております。多くの関連病院での診療により、泌尿器科専門医としての知識や技量が構築されてきました。これまで御指導頂きました先生方に深く感謝申し上げます。