徳島大学病院 救急集中治療部での後期研修について ~救急集中治療部 医員 秋本雄祐~

徳島大学病院 救急集中治療部 卒後3年目の秋本 雄祐と申します。隣にある徳島県立中央病院で2年間の初期研修を終え、徳島大学病院で救急科後期研修をスタートしました。

集中治療とは”生命の危機にある患者さんを24時間の濃密な観察のもとに先進医療技術を駆使して集中的に治療するもの”とされています。
集中治療においては疾患ごと(By problem)ではなく臓器ごと(By system)に管理を行い、患者さんが良くなるまでのサポートを行っています。

当院は他科から依頼された患者さんを当科主導で行う”closed ICU”が特徴です。呼吸や循環などの全身管理を当科で行いながら、専門性の高い領域では主科の先生方と相談しながら方針を決定していきます。
新生児から高齢者まで、呼吸不全や循環不全、敗血症などの内科症例から心臓血管外科術後や悪性腫瘍術後などの外科症例まで非常に幅広く診療に携わっております。

入局して3か月余りが経過しましたが、1つ1つの症例から学ぶことがたくさんあり、忙しい日もありますがとても毎日が充実しています。特に人工呼吸器管理やCHDF、ECMO管理などは集中治療ならではと感じます。他にも急患の気管挿管やCVC留置、その他気管支鏡や気管切開術など手技も豊富です。諸先生方はとても教育熱心で、最新のエビデンスと臨床経験や病態生理学を交えて教えてくださり、非常に有意義な日々を過ごしています。また当科はシフト制を導入しており、オンオフがはっきりとしていて働きやすい職場だと感じています。

救急集中治療部は他科の先生方と共に築き上げる部署であり、人の出入りも多くオープンな部署だと思います。少しでも救急や集中治療に興味のある方は、是非一度当科までご連絡ください。いつでもお待ちしています。

徳島大学病院 救急集中治療部 医員 秋本雄祐

診療科: 救急集中治療科