「第13回形成外科病理組織セミナー」を開催しました

日本医科大学武蔵小杉病院皮膚科部長の安齋眞一先生を講師に招き、第13回形成外科病理組織セミナーが開催されました。

今回のテーマは「皮膚上皮性悪性腫瘍」で、皮膚上皮性悪性腫瘍の代表的な疾患である基底細胞癌や有棘細胞癌の病理組織像と鑑別疾患などを、最新の知見と実際の病理組織のスライドをまじえながら、分かりやすく講義していただきました。
特に皮膚付属器癌である脂腺癌の疫学に関して、従来考えられていた分類と異なることが最新の論文中で指摘されていることを紹介していただきました。

今回扱ったテーマは、形成外科が取り扱うことが多い皮膚上皮性悪性腫瘍の組織像をみる上で、基本的なことから注意を要する組織像まで講義していただいたので、臨床医にとって非常に有意義であったと思われます。また、形成外科以外に病理部からも参加があり、本講演に対する関心の高さが伺えました。

年度別活動報告: 2015年度