講演会「医系研究者のcareer development」を開催しました

Yale大学医学部 准教授 岩切泰子先生を迎えて、米国留学とその後の米国での研究者、医療系職でのステップアップについて講演いただきました。
 現在、日本では内向きの学生・若者が増加していると言われ、当大学留学者数は少ないままです。その一因には、前述の内向思考があり、それに加えて、留学に関しての情報が少ない、留学による将来が見えない、留学のためにはどの様にすれば良いのかわからないなどの多くの意見もあり、地方大学故の“情報過疎”が大きな問題と思われます。
 今回、岩切先生に、アメリカで学んできた道筋や留学に関しての日本人若者に対しての思いを語って頂き、医療業種での国際化思考を喚起すると共に、将来、国際的な医療分野面や公衆衛生分野で徳島大学出身者が活躍出来る人材が育つ一助になればと言うことで、本講習会を開催しました。

 18:00~という遅い時間にもかかわらず、45名もの参加を頂き、関心の高さを垣間見る事が出来ました。講演内容的に、実際の岩切先生が歩んできた道筋がわかりやすく提示され、留学に興味を持つ者にとっては、大変有益な講演会であったのではないかと思われます。
 今後、地方大学であるが故に出遅れている徳島大学の国際化と対応した人材育成に、参加者が中心的な役割を果たしてくれるものと期待します。

年度別活動報告: 2014年度