「第11回心エコー道場」を開催しました。
心・血管エコーに関する講演会を開催しました。
<症例報告>
山口大学医学部附属病院 検査部の藤井彩乃技師
『動脈硬化性大動脈弁狭窄症患者における楕円形大動脈弁輪の特徴:3次元経胸壁心エコー図検査を用いた検討』
神戸大学医学部附属病院 検査部の嘉納由美子技師
『AMPLATZER Septal Occluders(ASO;Amplatzer ASD閉鎖栓)が有効であったASD症例』
元社会医療法人新古賀病院の中川京子技師
『Stanford B型大動脈解離に合併した運動誘発性下肢虚血に運動負荷血管エコーが有用であった症例』
<特別講演>
山口大学医学部附属病院 検査部の和田靖明先生
『The History of TEE』の題目で経食道心エコーの開発およびその歴史』
当院超音波センターのスタッフを中心に他施設での臨床研究や症例報告を聴講することができました.現在注目されている大動脈弁狭窄症における弁輪に関する検討から,当院で研究中である右室流出路の形態評価に関しても貴重な意見をいただくことができ,また,カテーテルデバイスを用いた新たな治療方法や当施設で未導入の検査機器による病態解明について学ぶことができ,新しい知見を得ることができました.通常の講演会等でも聴取することが少ない経食道心エコー検査の歴史,開発について学ぶことができ,エコー検査に対する知識が増え様々な知見を得ることができ,更に高いモチベーションを持って今後の検査業務に臨むことができるようになると感じました.