神戸大学医学部整形外科での研修報告(2011.11.1-12.28)

高知大学医学部 整形外科 杉村夏樹

このたび「四国本州メディカルブリッジ高度医療人養成事業」で、11月、12月の2ヶ月間、神戸大学整形外科の膝・スポーツグループで勉強させていただきました。

神戸大学での研修を希望した理由は、僕は膝関節外科医を志しており、そして言うまでもなく膝関節外科の世界で神戸大学整形外科は一つの権威となっていたからでした。
膝・スポーツグループは有名な靭帯再建のデバイス黒坂screwで有名な黒坂教授の文字通りのお膝元で、前十字靭帯再建術などを学べました。人工関節の手術も高知大のそれとは色々違って勉強になりました。
神戸大学は3年目の後期研修医が各グループに配属され、病棟管理・手術助手などの業務をしており、私も3年目の先生と同じような業務を任され、その中で勉強させていただきました。神戸大学整形は毎年10人近い入局者がおり、みなさんと仲良くしてもらいました。忘年会では一緒に余興をさせてもらったり、分け隔てなく接してもらい楽しく過ごすことができました。Staffの先生方も親切で丁寧にフォローしてくださるので、awayの医局のストレスは全く感じませんでした。

臨床経験だけでなく、通常入局後は滅多に関わることのできない他の医局を体験できたことは、大変貴重な経験でした。また色々な面白い先生と知り合いになれることは人生の宝であると思います。今回の経験を活かして、高知県の医療に貢献していきたいと思います。