神戸大学医学部附属病院循環器内科研修報告(研修期間2012.1.16-20)

徳島大学病院 循環器内科 坂東美佳

この度,四国本州メディカルブリッジ高度医療人養成の一環として,平成24年1月16日から20日までの5日間,神戸大学医学部附属病院循環器内科で研修を受ける機会を頂きました.短い期間ではありましたが,先生方の御指導のおかげで非常に充実した研修を送ることができました.

 今回の研修では,心エコーを中心に研修させていただくこととしていました.神戸大学病院では心エコー検査用だけで機械が5台設置されており,エコーグループの先生方だけでも沢山いらっしゃることに驚きました.初日の夜のエコーカンファレンスでも沢山の症例が呈示され,非常に勉強になりました.また,神戸大学病院では1月に1回Amplatzerを用いたASD閉鎖術を施行されており,幸運なことに研修期間中に2回手術を見学させていただきました.術前に欠損孔の大きさを計測し,術中にも経食道エコーにて欠損孔の大きさを確認するところまで見ることができました.手術自体は想像以上に短時間で終わり,術後翌日の患者さんのエコーも見学したところ,シャント血流が消失しているのに感動しました.
 まだまだ心エコー検査を始めたところではありますが,何人かの先生がマンツーマンで指導してくださり,自分でエコーレポートを書く機会もいただき,最終日にはICUでの出張心エコーまで行かせていただくことができ,非常に密度の濃い研修を送ることができたと思います.

 今回の研修で教えていただいたことを生かして,今後もっと頑張っていこうと改めて思いました.最後になりましたが,このような機会を設けていただいた平田先生,石田先生,田中先生,ならびに御指導いただきました先生方に御礼申し上げます.誠にありがとうございました.