徳島大学病院整形外科での専門医研修について

徳島大学病院 整形外科
医員 川口 真司

徳島大学病院整形外科 医員 卒後3年目の川口真司です。徳島赤十字病院での2年間の初期研修を経て、2015年度より当院整形外科で後期研修医として西良教授の下、日々研鑽を積ませていただいております。

整形外科は脊椎・脊髄、関節、スポーツ、腫瘍、小児整形、手の外科、外傷、リハビリテーション、リウマチ、骨粗鬆症と診察の範囲が首からつま先まで、子供からお年寄りまでと多岐にわたり、守備範囲が広く、高齢者社会の現在では非常にニーズの高い科です。当院整形外科での後期研修の主な流れは、大学での1年間の研修ののち、関連病院をローテートし外傷を始めとする一般的な整形外科疾患を学び、専門医を目指します。さらにその先には幅広い専門分野に分かれ、整形外科の中でも選択肢は多く用意されております。例えば、手先の器用さが要求される手外科や、慢性期や内科的な疾患に興味やある方にはリウマチや、骨粗鬆症治療など、“整形内科”としての活躍の場があります。研究に興味のある方は大学院に入り実験することもできます。最近では入局時期は様々で、関連病院で数年間研修されたのち、当院整形外科へ入局される先生も多くおられます。

大学病院では主に脊椎、関節、スポーツ、腫瘍を扱っており、特にスポーツ、脊椎分野は全国的に有名で全国から患者さんが治療にこられています。また骨粗鬆症や感染といった内科的な領域も担当しており、幅広い分野を診療しています。一方関連病院では、骨折を始めとする外傷や、手外科や小児整形などの研修つむことができ特色のある研修をすることができます。カンファレンス、教授回診はall Englishでのpresentation、discussionにトライしています。また、学会発表、論文執筆の機会も多く、丁寧に指導していただいており、1年目より数本の英語論文を書かせていただいています。
英語のカンファレンスは当初は不安しかありませんでしたが、どんな稚拙な英語でも、教授をはじめ上級医の先生方が温かく見守ってくださり、アットホームな環境で非常に素晴らしい経験を積むことができています。論文に関しては右も左もわからない状態で、いきなり論文なんか!?と思っていましたが、1から指導していただき日々執筆活動中です。

男女問わず力を発揮できる整形外科に興味が少しでもある方はぜひ一度徳島大学病院整形外科へ見学にお越しください。

診療科: 整形外科