徳島大学病院 脳神経外科での専門医研修について

徳島大学病院 脳神経外科
医員 安積 麻衣

徳島大学病院脳神経外科医員の安積麻衣と申します。私は卒後3年目に徳島大学脳神経外科に入局しました。大学で半年研修を行った後、関連病院の大分中村病院、高知赤十字病院、四国こどもとおとなの医療センター、川崎医科大学附属病院で研修を行いました。卒後6年目に大学に戻り、現在は卒後7年目の夏に控えた脳神経外科専門医試験に向けて日々研修させていただいております。臨床では、最近は脳腫瘍や脳動脈瘤手術の執刀医として手術を任せてもらえる機会も少しずつ増えてきました。

学生時代、脳神経外科は緊急が多い、手術時間が長いといったイメージが強く、とても女医では勤まる仕事ではないと思っていました。しかし実際に脳神経外科の仕事に携わっていると、手術により劇的に症状が改善する症例も多く非常にやりがいを感じております。

また大学病院の医局の先生方、関連病院の先生方には性別に関わりなく、ときに厳しくときに優しく指導して頂いております。確かに体力的には男性に比べ劣るところもあり助けて頂くこともありますが、いい意味で特別扱いされることなく、同期の男性医師と同様に臨床の経験や学会発表・論文など学術的経験も重ねることが出来ています。

脳神経外科と一言で言っても、その分野は多岐にわたり、脳腫瘍、脳血管障害(外科、血管内)、脊椎、末梢神経、機能、てんかん、小児などがあります。また脳神経外科での経験を活かした、リハビリテーションや放射線治療といった選択肢もあります。脳神経の分野に興味はあるけど、大変そうだし無理かなと思っている方がいれば、一度徳島大学病院に見学に来てください。新しい脳神経外科の一面をお見せできると思います。

診療科: 脳神経外科