徳島大学病院 呼吸器・膠原病内科での後期研修

徳島大学 呼吸器・膠原病内科
山下 雄也

徳島大学病院 呼吸器・膠原病内科医員で卒後3年目の山下と申します。初期研修を徳島大学病院で行った後、入局し約1年間が経とうとしています。主に自分自身がこの1年間で経験できた事や感じたところについてお話しさせて頂きたく思います。
徳島大学病院呼吸器膠原病内科で、入局1年目は主に入院する患者様の主治医を行い、予診や注射にこられる患者様の診察等の外来業務、気管支鏡検査や呼気NO測定、アストグラフ等の検査を行っています。入院患者様は肺癌、間質性肺炎、喘息、過敏性肺炎などの呼吸器疾患に加え、全身性エリテマトーデスやANCA関連血管炎といった膠原病、不明熱など、その疾患は多岐にわたります。自分は膠原病に興味があることから、膠原病の患者様を中心に担当させて頂き、日々診療を行っております。
膠原病内科は他院において単科で設けられていることが多いですが、肺病変や腎病変、神経病変を呈することが多い事から、他科の先生方と共同で診療に当たることも必要とされます。当科における魅力は、膠原病の臓器症状として遭遇しやすい間質性肺炎などの呼吸器疾患に強くなれるほか、膠原病の治療として免疫治療が主体となる中でその副作用の肝となる感染症にも強くなれるところです。実際、サイトメガロウイルス感染症やニューモシスチス肺炎などの日和見感染も1年という短い期間の中でも既に複数経験させて頂いています。
呼吸器・膠原病に興味がある方、内科になりたいがどこの科にしようか迷っている方、進路が決まらない方はぜひ見学にきて頂き、なんでも相談して頂けたらと思います。

診療科: 呼吸器・膠原病内科