形成外科・美容外科での後期研修について (生島健太)
卒後8年目の生島健太と申します。
私は2020年度より徳島大学・四国広域形成外科専門研修プログラムを開始しました。最初の2年間は大学病院勤務で形成外科の基礎的な診療手技を学ぶとともに、各領域の専門的・先進的な知識を深め、3年目には高知医療センターで三次救急病院ならではの重症外傷や顔面骨骨折の症例を多く経験しました。
その後、大学病院に戻って1年間の研鑽を積んだのちに専門医を取得しました。
当プログラムの特色としては一般形成外科領域における幅広い疾患を扱っていることが挙げられます。再建、先天異常、腫瘍、難治性潰瘍、外傷、美容などの多岐にわたる症例を各領域に精通した指導医の下で体系的に学ぶことができます。
形成外科専修プログラムの期間は最短で4年間であり、その間に各領域の症例を一定数経験する必要がありますが、早期に余裕を持って必要な症例数を経験できます。さらに後期研修医の時から診療に主体的に関わることができ、責任感と実践力を持った形成外科医として成長できることも大きな魅力の一つです。幅広く主体的に臨床に携わる中で後期研修後のサブスペシャリティについて考える機会にも多く巡り会えます。
さらに、私の場合は専門医研修期間中に社会人大学院へ進学し、テクニオン大学との国際共同研究にも参加する機会を得ることができました。臨床業務や専門医研修に並行して研究を両立させることもでき、短期間でのキャリアアップにとても良い環境であったと思います。
形成外科に少しでも興味のある方はぜひ一度見学に来てください。医局の雰囲気は明るく、女性医師も多く、様々な形でのキャリア形成が可能です。
医局員一同、心よりお待ちしています。
徳島大学病院 形成外科・美容外科 生島健太