総合診療専門研修について(稲葉圭佑)

研修医の皆さん初めまして。2015年徳島大学卒の稲葉圭佑と言います。
私は音楽や映画が大好きで、様々な国や文化に興味があったので、旅をしながら医者ができる船医っていいなと自宅で夢想しているような学生でした。在学中には東日本大震災が、研修医時には熊本大震災があり、災害医療というものを知りました。そんな中、総合診療医学分野で災害支援を実際のルーティーンワークにされている先生と出会い、地域医療・総合診療という分野に出会いました。当時、「困っている患者さんは近くにいっぱいいるのに、どうして自分と関係のなさそうな海外にまで行くのか」と疑問をぶつけました。すると、「そこも地域だから」という返答がありました。近くであろうが、遠くであろうが、困っている人のところへ駆けつける、その姿こそが自分の目指したい医療者像に見えました。
総合診療研修では、様々なことを経験できます。内科・小児科・救急と、ゆりかごから墓場まで、急性期から慢性期まで、看取りまで経験します。
私は吉野川医療センター内科・小児科、徳島県立中央病院救急科・総合診療科、海部病院内科・総合診療科で勤務させていただきました。目の前の患者さんの抱える問題を解決するための焦点の合わせ方を学びました。
問題が、疾患だけなのか、複数の疾患がそれぞれ影響しているのか、もしくは人間関係などが影響して出来上がったものか、はたまた社会システムの問題なのか、という風にして解決する方法を模索します。
現在私は、県南にある南国の空気が漂う海部病院で勤務しています。総合診療に興味がある方、自然の豊かなところで働いてみたいという方、是非見学に来てください。一人の人間として自分の力を試してみませんか。
徳島大学 医歯薬学研究部総合診療医学 稲葉圭佑