徳島大学病院 産科婦人科での専門医研修について

徳島大学病院 産科婦人科
医員 門田 友里

徳島大学病院産科婦人科医員の門田友里と申します。私は徳島県鳴門病院で2年間初期研修を行った後、徳島大学 産科婦人科に入局し、現在徳島大学病院で後期研修をさせていただいております。
私は、学生の頃から産婦人科に興味を持ち、将来の進路として選択肢の一つに考えていましたが、産婦人科は多忙なイメージがあり、将来子供を持った時に育児と仕事の両立ができるのかというところが不安でした。しかし、学生実習や初期研修を通して、産婦人科にも女性医師が多く、育児と仕事を両立している先輩がたくさんいることを知り、産婦人科に入局することを決めました。

実際入局して感じたことは、指導するという体制が諸先生方を初め、コメディカルのスタッフの皆様にも整っており研修しやすい環境が整っているということでした。私は、入局2か月しないうちに第1子の妊娠がわかり、現在までに2回の出産を経験しています。そのため、今までの多くの期間を、妊娠中あるいは育児をしながら研修を行ってきたことになります。どうしても妊娠前と同じようにというのは難しいですが、自分にあったペースで研修できるよう協力していただいています。そういった中でも、必要以上に特別扱いするのではなく、ほかの同期と同じように症例や学会発表などの経験をつめるよう配慮していただき、十分な経験をさせてもらっていると感じています。

産婦人科は主に、周産期、生殖医療、女性医学、腫瘍の分野に分かれています。周産期や腫瘍に関しては多くの病院が携わっていますが、大学病院では生殖医療、女性医学の領域でも施設の整っており、専門知識を学ぶことができます。また、関連病院への修練なども考慮してくれます。私のように、家庭と仕事の両立を目指す人にとっても、私とはまた立場の違う人にとっても、大学病院での研修は、最適な環境なのではないかと思います。
産婦人科に少しでも興味があり、将来の進路として考えてみようかなと思う方は、ぜひ一度徳島大学病院産婦人科へ見学に足を運んでみてください。

診療科: 産科婦人科